「コーチングっていまだにどんなものなの?」と聞かれることが多いです。そりゃそうだ。日本ではまだまだ成熟してないですから。あと、最近はコーチという職業がなんとなく新しい感じがして、コンサルティングよりもとっつきやすいというイメージからか「●●コーチ」というネーミングをつけつつ、中身はコンサルティング…?という方が多いのも目にしています。なので混乱している方もいるかもしれません。あらためてコーチングって何?ということを書いていきます。
(別にそう言う方を批判しているのではなく、私が提供しているものはこういうものだよというのをしっかりとお伝えしておきたい趣旨です)
コンサルティング
・クライアントとの関係に主従がある(指導者と被指導者という関係)
・コンサルタントは評価や判断をする
・コンサルタントは明確な目標に対して手法や解決策を提示する
・コンサルタントはその専門領域において習熟した知識がある
→「答えを教えてほしい」
→「この人に聞けば何か解決できそう」
という感じで、コンサルタントの持つ明確な答えを購入することを指します。教えて欲しい、と思う方に必要なものです。
カウンセリング(セラピー)
・主に感情にフォーカスする
・医療的な行為として利用されることがある
・癒しとして利用されることが多い
→「助けてほしい」
→「医療的なサポートをしてほしい」
という場合に当てはまります。
コーチング
じゃあ、コーチングは何か?というと・・・
想像してください。
ある人が自分のもつ無限の可能性を、心許せる人に心底から信じて応援されています。安心して失敗もできる環境の中で自分の創造性の限界に全力で取り組むことができます。さて、その人はどうなると思いますか?
・取り組む上で感じたことや気づき
・行動によって得た経験や物理的な報酬etc…
これらによってもたらされる全てがコーチングをきっかけに起こります。
・コーチとクライアントの関係は全くの対等
コーチのスキルを使った対話と傾聴を通じて、クライアントが誰にも汚されていない「本来の自分」を発見し、自由で豊かで満ちた人生を送るために必要な、気づきと選択をもたらしていくことをしています。
いわゆる、数値的なことだけにフォーカスしないので、イメージしにくい人もいるかもしれないですね。
なので子供と親の関係に例えます。
子供の無限の可能性を、親が完璧に分かったり指導することはできないですよね。同じように人のもつ可能性を、誰かが評価したり教えることはできないんです、本来は。わからないですもん。無限すぎて。でも社会生活をしていると、ありとあらゆる「普通」や「評価」というラベルが張られてしまって、人は本来持つ「創造性」を抑えがちになっています。
コーチの私は、「すべての人間は素晴らしい創造と可能性に満ちたイキモノで、どの人ももともと備えている感性を活かして生きると、望む豊かさをすべて手に入れることができる。」という人間観を持っています。なので、クライアントは思う存分に自分の創造性を発揮した人生にチャレンジし、気づき、失敗すらも糧にし自己の発見を深めることで人生を豊かにしていくことができるんです。
これが、コンサルティングともカウンセリングやセラピーとも違う部分です。
一人一人、そのかかわり方や創造性と可能性の発揮のされ方が全く違うのでクライアントの為だけの完全オーダーメイドの時間である。ということがわかると思います。だから、自分に最適な方法で、もっとも納得できる答えを自分の力で出したい。自分の手で人生をクリエイトし豊かになりたい!という人にはぴったりです。
資格は?
国家資格にはない職業です。なのでデザイナーとか、アーティストとか、コンサルタントというのと近く、どちらかと言えばその人のセンスや人間力がそのまま仕事になっています。
国家資格ではないので、もともとの素質があってコーチっぽい生き方をしている人もいれば、努力してそうなった人もいます。コーチと名乗ったときからそうなれるので、ある意味非常に厳しいジャッジを受けるのもプロコーチの厳しいところです。ちなみに国内にはいくつかの認定機関とICFという国際コーチ連盟という機関があり、明確な能力水準(コア・コンピテンシー)と守秘義務と言った倫理規定もちゃんとあります。
ということで私は米国CTIというプロコーチの養成機関でプロフェッショナルライセンス(CPCC)を取得しました。そんなに資格にこだわるタイプではないですが、人の人生に関わる以上はちゃんとしたクオリティのためにもライセンスがあることは信頼に足ると思っています。
長くなりましたが、コーチングとはどんなもの?という理解につながったらうれしいです。
ちなみにコーチングのお試しセッション(60分4800円)もあります。
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